Home

2012-03-12

国会議事堂ヒューマンチェーン


「前田敦子が号泣。」
「近藤真彦がどうのこうの」
震災一周忌のこの日、震災エンターテイメント記事がヤフーのヘッドラインを埋めた。

冷たい小雨に濡れ、国会議事堂を取り囲んだあの民衆の声は?

あの場所には
数万の抗議者だけじゃない。
報道、警察、公安・・・かなりの数が関与、目撃していた。
ソコで「311」というベクトルにそれぞれの思いをのせていたんじゃないのか?

「無かったこと」にできない人の数だっただろう?

国会議事堂が民衆に囲まれてるんだよ?

それを差し置いて震災エンターテイメントが報道のトップ?

抗議活動、民衆の願いを「特殊」な思想家が「ぎゃーぎゃー騒いでいた」で片付けようってのか?

こうもメディアはクソなのか。



有名人たちの募金などの集金能力はわかってる。
しかし、それをエンターテイメントとして垂れ流すことをこの国の被災したひと達は望んでるのか?
前田敦子だったり、近藤真彦を非難してんじゃなくて、報道のことを言ってんのよ。

だれも断罪されず、事故は検証されずに学習しない。
気もちのわるいヒューマニティを鼓舞して玉砕だって。

冗談じゃない。

この1年でいろんな繋がりが出来た。
不安だった。オレはスゴい臆病だしね。
311以前であれば、出会うことのなかったであろうひと達と手と手を取り合った。
それの象徴、到達点があの国会議事堂のヒューマンチェーンだったんじゃないのか?

不安を抱えたひと達の連帯。




うぅ〜暗い気持ちになって、疲れがどっと押し寄せてきた。
ヘルペスウィルスが活動活発化して自棄になってフテ寝。

目覚める明日への希望も無く。

凹み。

3/11 2012 記