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2012-04-07

そして抽き出しからレイバンを出してかけてみた


夜桜が濃紺のアスファルト路を照らしてる。

これがまたきれいでね。
大まわりして帰った。
気分良かったんだわ。
アルコールはまだ控えていたけど。

昨夜はレニークラビッツでした。



Lennyがステージに光臨したのは20時くらい。
その瞬間、オレはその目いっぱいに涙をたたえていた。

「しばらくは涙が溢れてステージを直視出来ませんでした。」

涙のワケは圧倒的な光量のステージライトが疾病中のオレの目を射抜いていたから、笑。
しっぺい中で目が刺激に対して弱いんだよ。

いやー眩しかった。
ステージを直視できなかったわ。


ライブが始まりましたよ。
1曲毎に出音の構成を目いっぱい変えてくるのね。その振り幅が見てきたライブと比較にならなかった。
レニークラビッツは凝り性だね、きっと。

ただ、ライブ前半の音作りはギター鳴ってんのかよ?って面食らうくらい物足りなかった。
ホーン隊(3人)と歌で引っ張る感じ、ファンクやらソウルの色彩が強い曲が続いた。
各パートが譲り合いの精神のプレイなのね。

少々まったり。途中からダルくなったな。
これはバンドじゃなくて聴き手のこちらの嗜好、期待してきたモノの問題なんだけど。

事実、レニークラビッツのボーカルは良かった。いや、かなり良かった。


ライブ半ばを過ぎたあたり、「Rock'n roll is Dead」でホーン隊がいったん引っ込んでギター主体のサウンド構成になった。
レニークラビッツは黒のレスポールで必殺モード。

こっからラストまでの流れはバンドがキレまくってた、笑。

J-WAVE聴きながら現場でシステムキッチンを取り付けていた頃を思い出して胸が熱くなったねー




ホーン隊もパーカッションを携え戻ってきてそのプレゼンスを示す。
ライブ前半と違って鍵盤関係も巻き込んでバンドがせめぎあっている。キレまくってる。

ここが第一線でやってきたひと達の凄みなのかね。
せめぎ合いの押し引きがうまい。
名勝負製造マシーンのプロレスラー同士のプロレスと同じ感じ?

終演。

レニークラビッツの凝り性、音楽LOVEを存分に感じ入った。

ご機嫌なオレは物販にてレニークラビッツの「パッチ」「デモテープ」なんぞを所望したが、そんなものは制作してござらぬご様子。


口笛なんぞ吹き吹き満開の桜のアーチへ向けてペダルをこぎ出した次第。