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2012-04-25

PUNK ROCK EXPLOSION

PUNK ROCK EXPLOSION
「祈りが始まる。
それはワイルドな即興演奏。
リアルに演じられる奇妙なステージファンタジーといったところか。
シドは驚くべき抑制力で最小限の音を出しステージの最初から最後までビートを変えない。
この荒々しい音のひだに対してスージーは蘇った食屍鬼のような優雅さを持ってしてけだるい歌声で感覚を奪ってしまう。
このバンドの大胆不敵さをおもしろがっている観客はかれらに生卵を投げつけ、退屈し、笑い、次にはどうしたら我慢出来るかと思う。
もしパンックロックシーンがなにかを提供できるとすれば、それは誰もが立ち上がってステージへの憧れという最もワイルドな夢の実態を体験する機会である。バーにたまっている連中は反感を持っている。」




30年前に刊行された本。
読み終えた。




1975年のパンクムーブメントの爆発前夜からのドキュメンタリ。
筆者はキャロライン・クーンという女性ライター。

ロンドンパンクオリジネーター達との交流の中での洞察。距離感の近さが圧倒的。
筆者はクラッシュのポールの彼女だったそうで。

当時のバンドたちの無邪気さとパフォーマンスに対する強い思い。
そしてヒュー・コーンウェル(ストラングラーズ)のセクシストぶりなど(笑)



翻訳がね、、、

全編、英語的な頭で翻訳してるからわかりずらい、笑。


とは言え、詩的な表現も出てきて、ハッとさせられもするんだけど。


The Slits at Vortex Club (Live / 1977)